HOYAのインド子会社、眼科病院と共同で レンズ処方デジタルシステムによる特注レンズを発売

HOYAのインド子会社、眼科病院と共同で
レンズ処方デジタルシステムによる特注レンズを発売

HOYA株式会社の子会社であるHOYA Lens India(HOYAレンズ・インド)は、インドにおける最新の眼科治療のパイオニアであるアガルワル眼科病院と提携し、HOYA独自のレンズ処方デジタルシステム「TrueView」による特注カスタムレンズ「Hoyalux iD with TrueView」をインド国内で初めて発売することを発表しました。「Hoyalux iD with TrueView」は先端の光学設計技術を取り入れたオーダーメイドの両面複合設計による累進レンズで、40歳以上のユーザーに向け、歪みのないクリアで快適な広い視野を提供するものです。本件はThiru Ma. スブラマニアム名誉市長と皆川一夫総領事により、チェンナイの同病院内にて発表されました。

アガルワル眼科病院に新設された「Hoyalux iD with TrueView Lounge」には個別の専用ブースがあり、レンズ処方デジタルシステム「TrueView」が設置されています。「TrueView」は3D測定システムを備え、患者の写真を様々な角度から撮影し、事前に設定された14のパラメータに基づいて処方した後、それぞれの患者の目に合わせてカスタマイズしたレンズを製作します。測定機器に付随したデモンストレーション機器が屈折異常の状態とその修正方法を説明するだけでなく、累進レンズを初めて使用するユーザーにとっても最良のレンズ選択プランを提示します。

チェンナイ自治体のThiru. Ma. スブラマニアム名誉市長は「世界第2位のレンズメーカーであるHOYAの新技術をこの地で展開できることをたいへん光栄に思います。眼科治療のパイオニア、アガルワル眼科病院は献身的な医療サービスを提供することで知られており、そのサービスにはいつも敬服しています」と語っています。

また、在チェンナイ皆川一夫日本総領事は「インドの眼科治療のパイオニアと日本の一流企業が視界の質の向上を求めて共同事業を立ち上げ、私自身もここに立ち会えることを嬉しく思います」と述べました。

「アガルワル眼科病院と提携できることに喜びを感じるとともに、今後素晴らしい事業を展開できるように期待しています。地方に50ヵ所もの分院を持つアガルワル病院の地域貢献活動に協力できることにも感激しております」とHOYA株式会社ビジョンケアカンパニーのGerald Botteroプレジデント兼CEOは語っています。

アガルワル眼科病院の会長兼理事長であるアマル・アガルワル教授は、次のように語っています。「HOYAレンズと提携し、インドで初めてこの新技術を採用できることをうれしく思います。この最新技術により、多くの成人に正確で効果の高いクリアな視界を提供すると共に、眼鏡処方技術の水準を高め、目の疲れや視界の悪さにつながる不正確な視力測定が解消されるでしょう。また、「TrueView」で測定されたデータにより、眼鏡関連の専門職の方々が様々なユーザーのニーズに合ったレンズを勧めることができるようになります。」

アガルワル眼科病院について
アガルワル眼科病院は、1957年に開業した眼科治療全般を提供する眼科総合病院で、現在チェンナイの12の病院施設の他に、ビルプラム、クンバコナム、ネイヴェーリ、パンルッティ、ティルバッルールなど全国に50の分院があります。
当院はその発明および高度な医療サービスが認められ、2006年3月には故J・アガルワル会長が当時のインド首相からパドマブシャン(最高栄誉賞)を受賞、またアブドゥール・カラム医師にはその貧困層に対する献身的な医療を称える賞が贈られました。また先進医療の世界的な研究機関としても知られており、代表術例として1999年のマイクロ・パーコニット(Micro-Phakonit)(0.7mm切開の白内障手術)や2008年1月にアマル・アガルワル教授が4歳の女児に行った接着眼球レンズインプラントなどがあります。また、2008年3月にはシカゴで行われた米国白内障・屈折矯正手術学会(ASCRS)で3つの賞を受賞しています。アガルワル眼科病院は2008年9月にベルリンで行われた欧州白内障・屈折外科科学会議(ESCRS)において、世界で初めて3つの賞と感謝状が贈られました。最近では、2009年2月に世界で初めて角膜疾患を持つ4カ月の幼児に対し、前眼部移植手術が行われています。

左:プレジデントのBottero氏(左)とアガルワル教授(中央)、スブラマニアム名誉市長,右:皆川日本総領事(左)とBottero氏

左:プレジデントのBottero氏(左)とアガルワル教授(中央)、スブラマニアム名誉市長
右:皆川日本総領事(左)とBottero氏

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