HOYAは国内初の光学ガラス専門メーカーとして創業しました。
当時、先端産業と言われていた光学ガラス製造に果敢に挑戦し、以来、ガラスの持つ可能性を追求してきました。

その後も技術革新と事業の多角化を進めるとともに、事業の基軸を「ガラス」から「光」へと発展させ、
現在では、半導体やデジタル機器産業を支えるエレクトロオプティクスという超先端分野から、メガネやコンタクトレンズ、
さらには内視鏡など、人々の健やかで豊かな生活を支える分野まで、HOYAの事業領域は広がっています。

時代が求める新しい技術を創りだすこと、そこに新たな技術を付加すること、
そして、既存技術をさらに発展させること、これら技術革新の歴史はHOYAの歴史そのものです。

HOYAを支えるコア技術

組成技術

5万件を超えるガラス組成データから、常時100種類以上の光学ガラスを生産しています。世界中から高純度の原料を厳選して調達し、様々に組み合わせることで、市場のニーズに合った光学特性を持つガラスを提供しています。
最近では、デジタルカメラの高画素化・高機能化を背景に、光学レンズに求められる屈折率、分散率、透過率、均質度といった光学性能はより高度になっています。
HOYAは、硝材開発からレンズまで、個々の顧客のニーズに合った製品を提供し、各種光学製品を支えています。

ガラス熔解技術

1300~1500℃の高温で熔解することで、均質でムラのない高品質なガラスができあがります。他社に先駆けて導入した白金熔解や通電熔解によって連続高温熔解が可能になり、安定した供給体制を構築しています。

成型技術

熔かされたガラスは様々な形状に連続成型され、光学ガラスが効率的に生産されます。さらに、超精密プレス成型技術により、手間のかかる研削・研磨工程が不要な非球面モールドレンズが誕生し、サブミクロンの精度を持つ製品の量産化が実現しました。
ペンタックスとの統合により、プラスチックレンズの金型成型技術が加わりました。非球面レンズに欠かせない精巧な型の設計から製造加工まですべて社内で手がけています。

研磨技術

ガラス製の基板を所定の肉厚まで研削・研磨します。研削工程では、ダイヤモンド砥石などを使って基板の凹凸(うねり)を平坦にします。さらに研磨工程では、特殊研磨剤を用いて平滑さを出していきます。
HOYAの製品の中でも最も高精細な半導体製造用マスクブランクスは、平坦さ1000分の1ミリメートル、表面粗さ100万分の1ミリメートルという精度で研磨されています。
また、一眼レフカメラの交換レンズやコンパクトカメラのレンズ・モジュールにも高度なレンズ研磨技術が用いられています。

薄膜技術

光学用フィルターの反射防止コートに始まった表面処理技術は、その後も発展を続け、メガネレンズのコーティングを経て、マスクブランクスやガラス磁気メモリーディスク製造における成膜工程に活かされています。いまでは、カメラや内視鏡などを含む広範囲の製品で同技術が活かされています。

微細加工(リソグラフィー技術)

半導体製造用フォトマスクは微細加工技術の頂点に立つハイテクノロジー製品。線幅数十ナノメートルという微細な回路パターンを描く先端リソグラフィー技術を用い、技術的・物理的限界に挑戦し、高性能・高集積化が進む半導体産業を支えています。

光学設計

メガネやコンタクトレンズ、内視鏡、デジタルカメラや光ピックアップ用レンズなど、HOYAの光学製品は、様々な生活シーンで活躍しています。その原動力となっているのがHOYAの光学設計技術です。HOYAでは光学設計に必要なコア技術を全て自社開発。
例えば、光学系の最適化プログラム、幾何光学と波動光学を融合させた結像性能シミュレーションなどのソフトウェア、また、性能を自分の目で確認できるシミュレーターや、干渉計などのハードウェア。これらを駆使し、高度でユニークな光学設計を実現しています。

オプトメカトロニクス技術

ペンタックスが創業以来培ってきた「光学設計技術」と「精密加工技術」をベースに、最終製品まで完成させるエンジニアリング技術。デジタルカメラ用レンズモジュールや内視鏡は、それら技術の集大成とも言えます。
独自のオプトメカトロニクス技術に、ユニークな発想力と、「使いやすさ」にこだわった製品作りは、今も脈々と受け継がれています。

その他の技術開発

高分子材料の開発技術

メガネレンズの素材は、時代とともにガラスからプラスチックへと移行しました。薄く、軽く、しかも丈夫なレンズのために、素材の開発から着手し、高屈折・低分散の新素材を生み出しています。新素材の機能を最高レベルで引き出す光学レンズ設計、耐久性を増すためのハードコート膜の生成などの表面処理技術を合わせ、世界最高水準のメガネ用レンズを生産しています。

画像処理技術

病変の兆候を正しくとらえるために、PENTAXはメガピクセル(100万画素)超のCCDをスコープの先端に内蔵した内視鏡を製造しています。画像処理デバイスの内部回路開発や電子部品の発する微妙なノイズの除去などをクリアするとともに、CCD信号のデジタル化から出口であるLCDまで、一貫してデジタル処理を行うシステムを実現しています。

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