HOYAのPENTAXライフケア事業部長にクリス・N.ジャプ氏が就任
HOYAのPENTAXライフケア事業部長にクリス・N.ジャプ氏が就任
HOYA株式会社はこのたび、米国の医療機器業界で25年以上のキャリアを持つクリス・N.ジャプ氏を、医療用内視鏡の製造・販売を行うPENTAXライフケア事業部長に迎えたと発表しました。
HOYAの最高執行責任者である浜田宏は、ジャプ氏の事業部長就任にあたり「ジャプ氏を当社のライフケア事業のグローバルなリーダーとして迎えることができ、大変うれしく思います。彼のもつ医療機器業界での豊富な見識と経験、リーダーシップは我々のライフケア事業の成長への大きな推進力となると確信しています。」と述べています。
医療用画像機器の業界での責任ある地位で25年以上の経験を持つジャプ氏は、カナダのクイーンズ大学で電気工学を学んだ後、GEメディカル社、セント・ジュード・メディカル社などで重責についた後、直近ではボストン・サイエンティフィック社で、血管内超音波検査装置事業のゼネラル・マネジャーとして海外市場への展開を主導、日本を含むグローバル市場での売上拡大に貢献した実績を持っています。
就任にあたってジャプ氏は次のように述べています。「HOYAのPENTAXライフケア事業はグローバルに活躍する大変優れたチームを持っています。この度、このチームを率いることになり、大変光栄に感じています。PENTAXが持つ医療用内視鏡での技術力と、HOYAとの合併により生まれる相乗効果は、我々がこの業界でのグローバルなリーダーシップをとれることを意味します。何よりも重要なことは、我々はこの事業に強い意欲を持ち続けていることです。医療に携わる方々や患者の皆様に最高品質の製品とサービスを届け、また癌をはじめとする様々な病気の早期発見・治療に貢献できる技術開発を続けることを、第一の目標とし続けます。」
【HOYAのライフケア事業について】
「患者の体に与えるダメージの少ない治療ができる医療機器」である内視鏡は近年、体内の病変部の観察、その部分の粘膜組織を採取するだけでなく、開腹手術に代わる処置にも活用されています。現在主流である「電子内視鏡」では、困難とされていた気管支用電子内視鏡の開発に世界に先駆けて成功し、PENTAX内視鏡の技術の高さを世界に示しました。さらに「自家蛍光観察内視鏡システム」、「共焦点内視鏡システム」などの開発により、独創的な技術でガンの早期発見に大きく貢献しています。また、「内視鏡用処置具」も開発しており、内視鏡と組み合わせることで開腹せずに体内の組織を採取したり、病変部を切開することを可能にしています。