HOYA、マレーシア初の眼鏡レンズ体験センターを開設 国立マレーシア大学と共同で運営

HOYA、マレーシア初の眼鏡レンズ体験センターを開設
国立マレーシア大学と共同で運営

HOYA株式会社の子会社であるMalaysian Hoya Lens Sdn Bhd(マレーシアンHoyaレンズ)は、国立マレーシア大学と共同で、マレーシアで初となる眼鏡レンズシミュレーションセンターを開設しました。HOYAはグローバルなCSR(企業の社会的責任)の取り組みの一環として、すでに日本と中国で同様のセンターを開設しています。

1月29日に行われた開所式には、国立マレーシア大学保健衛生研究科長のサルマーン・フセイン・イナヤット・フセイン(Salmaan Hussain Inayat Hussain)教授と、ビジョンケアカンパニー・アジア本部マネージングディレクターである宮川靖嘉氏が出席しました。またこれに先立ち、国立マレーシア大学と同社間の提携協定への調印式が行われました。

国立マレーシア大学の眼科クリニックに併設された同センターでは、累進レンズに関する正しい知識を得られるほか、階段の上り下り、道路標識や地図の読み取り、ゴルフのパッティング練習などの疑似日常生活を体験することで累進レンズの使用感を実際に体験できる場を提供します。

「それまで単焦点レンズをかけていた方が40歳代になり、初めて累進レンズをかける場合に、使用感に慣れるまでに少し時間がかかり、多くの人がその準備ができていないまま装用してしまうのが現状です」とフセイン教授は語っています。「HOYAシミュレーションセンターではレンズを購入前に体験装用することで購入後の作用や効果を理解できます。また同大学の学生にとっては患者のニーズに合ったレンズの選び方や説明の仕方を学べる実践の場となります。多くの人が訪れる本校の眼科クリニックでは、ユーザーが納得できるレンズを提案することも『患者ニーズの理解』の一環ととらえています。」

「検眼の数値だけでは実際の使用感を把握するのは困難です。私たちは光学レンズのグローバルプレーヤーとして、眼鏡装用者が正しい累進レンズの選び方について理解できるよう、本センターを開設しました。これは最初のステップであり、必要に応じて今後も施設内容をニーズに合うよう変更していきます。また他の大学・研究所でも同様のセンターを設置し、累進レンズについての正しい知識の普及に努めていきたいと考えています」とHOYAの宮川氏は述べています。

センターは80,000リンギット(約200万円)を投じて開設され、当初の運営期間は3年間を予定しています。運営管理は国立マレーシア大学検眼クリニックが担当し、HOYAはテクニカルサポートを提供するほか、センターのコンサルタント役を務めます。

左:開所色(左がフセイン教授)、右:シュミレーションセンター内部

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