HOYAは1941年に光学ガラス専門メーカーとして創立以来、つねに時代の潮流・ニーズを先取りした製品の提供に力を注いできました。現在、HOYAの事業領域は、半導体製造用部材やHDD用ガラスサブストレート、メガネレンズやコンタクトレンズ、さらには医療用内視鏡など非常に多岐にわたっています。

2022年3月の代表執行役CEOへの就任以来、私は事業ポートフォリオのレビューならびに新規事業機会の探索に注力してきました。当社グループには10を超える事業部があり、それぞれの事業が属する産業、地域別のエクスポージャーや顧客、景気循環や為替変動への感応度などが大きく異なります。当社はこれまでも、継続的な事業ポートフォリオの組み換えにより、グループ全体をより筋肉質なものとしてきましたが、改めて事業ごとの現在のポジション、中長期における成長シナリオなどを精査しています。また、成長途上にある事業がある一方で、既に成熟期にある事業もあり、M&A/内部開発の両面から長期成長事業の開拓を進めています。内部開発については、社内カンパニー制を導入し、事業部がそれぞれ独立運営する体制を構築しています。これにより、各事業部が培ってきた高度な技術や知見を結集し、ヘルスケアと情報・通信という異なる領域を融合させた、当社ならではの革新的な事業・製品開発を模索してまいります。

ESG/サステナビリティについては、2022年3月に着任したChief Sustainability OfficerならびにESG専任部署(ESG推進室)のもと、再生可能エネルギーの段階的な導入や人的資本への取り組みなどを実行に移し、着実に成果を上げています。また、経営層の評価へのESG指標組み込み比率を高めるなど、仕組みの面でも強化を図っています。

地政学的リスクの高まりなど、私たちを取り巻く環境は日々大きく変化しています。しかし、当社はリスクと機会を分散させた事業ポートフォリオによりグローバルに点在する商機を取り込み、安定的に企業価値を高めてまいります。今後も、お客様やパートナーの皆様、そして社会に選ばれる存在となるべく、グループ一丸となって邁進してまいります。引き続き、変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

 

取締役 兼 代表執行役CEO
池田 英一郎

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