HOYAは自社の製品やサービスを通じて世界中の人々のQuality of Life向上に貢献することをミッションとしており、中でも、複数の事業が従事している「アイケア」に関して、世界中の「見る」をサポートする視点から社会的課題解決への貢献に取り組んでいます。
途上国や貧しい地域における眼科医療アクセスを向上させ、適切な検査・診断・治療を実施し、失明や眼科疾患をなくすため、各地域の団体・組織とパートナーシップを結び、眼科治療に関するリテラシーの普及、アイケア従事者への教育やスキル向上に対する支援活動をおこなっています。
HOYAビジョンケア・カンパニー(メガネレンズ事業)は、世界的な非営利・非政府組織であるOrbis Internationalと提携し、世界中の視力保護に取り組んでいます。HOYAとOrbisは、視力ケアの地域間ギャップを埋めるために、地域社会での活動を支援しています。具体的には、十分な視力ケアサービスを受けることができない地域で、現地のアイケア従事者への教育などの活動をサポートしています。さらに、回避可能な失明をなくすという共通のビジョンのもと、世界中のアイケア従事者へ向けたデジタル教育プラットフォームの開発でも協力しています。
近視の急速な進行は世界的な健康課題となっており、2050年には世界人口の半分にあたる50億人が近視の影響を受ける可能性があると言われています。※1
近視の予防、治療、管理の推進を目的として、HOYAビジョンケアカンパニーは2022年3月にInternational Myopia Institute※2とのパートナーシップを締結しました。近視分野における研究や啓発活動を進め、グローバルな近視問題に協力して取り組んでいます。
また、HOYA Surgical Optics(眼内レンズ事業)は、世界中の眼科医の教育を支援しているESASO(European School for Advanced Studies in Ophthalmology)※3とパートナーシップを締結し、ESASOの教育施設への手術用機器・製品の提供やトレーニングチームのサポートをおこなうなど眼科医療教育への支援活動に取り組んでいます。
シンガポールに本社を置くHOYA Surgical Opticsは、シンガポールの視覚障がい者への支援団体SAVH(Singapore Association of the Visually Handicapped)とコーポレートギビングパートナーシップを締結し、当団体への寄付等の支援活動をおこなっています。寄付金は視覚障がいのある方へのリハビリやアフターケアプログラムなどに活用されています。
コンタクトレンズ販売店「コンタクトのアイシティ」が行う「アイシティecoプロジェクト」は、リサイクルが可能な使い捨てコンタクトレンズの空ケースを対象に、全国のアイシティ店舗に専用ボックスを設置して回収するリサイクル活動です。3つの社会貢献(1.空ケースの再資源化による環境保全、2.障がい者の自立・就労支援、3.日本アイバンク協会への寄付)へとつないでいくことを目的として、2010年より業界初のこの活動をスタートし、今年で活動期間は12年目を迎えました。
(空ケース4億7,300万個分)
東京ドーム78.5個分の二酸化炭素の削減に貢献
リサイクルにより得られた対価の全額を日本アイバンク協会へ寄付いたしました。
ウクライナでの人道危機対応ならびに救援活動を支援するために、世界各国の当社グループ社員より義援金を集め、寄付先へお届けしました。また、これに加えて、HOYA株式会社としても日本赤十字社、日本ユニセフ協会に寄付をおこなっています。
また、HOYA Surgical OpticsはESCRS(European Society of Cataract & Refractive Surgeons)を通じて、現地へ製品(眼内レンズ)や手術用機器の寄付をおこないました。