社会

社会貢献活動

HOYAは自社の製品やサービスを通じて世界中の人々のQuality of Life向上に貢献することをミッションとしており、中でも、複数の事業が従事している「アイケア」に関して、世界中の「見る」をサポートする視点から社会的課題解決への貢献に取り組んでいます。

途上国等における眼科医療アクセス向上への貢献

orbis ロゴ

途上国や貧しい地域における眼科医療アクセスを向上させ、適切な検査‧診断‧治療を実施し、失明や眼科疾患をなくすため、各地域の団体‧組織とパートナーシップを結び、眼科治療に関するリテラシーの普及、アイケア従事者への教育やスキル向上に対する支援活動をおこなっています。

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HOYA ビジョンケア‧カンパニー( メガネレンズ事業) は、世界的な非営利‧非政府組織であるOrbis Internationalと提携し、世界中の視力保護に取り組んでいます。HOYAとOrbisは、視力ケアの地域間ギャップを埋めるために、地域社会での活動を支援しています。具体的には、十分な視力ケアサービスを受けることができない地域で、現地のアイケア従事者への教育などの活動をサポートしています。さらに、回避可能な失明をなくすという共通のビジョンの下、世界中のアイケア従事者へ向けたデジタル教育プラットフオームの開発でも協力しています。
2023年4月に関西国際空港にてOrbisの空飛ぶ眼科病院(Flying eye Hospital)が初来日し共同イベントを開催しました。HOYAからはCSO、ビジョンケア事業部をはじめ、アイケア事業部(コンタクトレンズ)、IOL事業部(眼内レンズ)など眼に関連するライフケア事業の関係者と、HOYAから招待された眼科店経営者らが集まり、Orbisが世界中で展開している航空機を活用した眼科医療支援活動について理解を深めました。イベントの様子を収録したビデオはこちらからご覧いただけます。

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眼科医療研究‧教育への貢献

myopia ロゴ

近視の急速な進行は世界的な健康課題となっており、2050年には世界人口の半分にあたる50億人が近視の影響を受ける可能性があると言われています。※1
近視の予防、治療、管理の推進を目的として、HOYAビジョンケアカンパニーは2022年3月にInternational Myopia Institute※2とのパートナーシップを締結しました。近視分野における研究や啓発活動を進め、グローバルな近視問題に協力して取り組んでいます。
また、HOYA Surgical Optics(眼内レンズ事業)は、世界中の眼科医の教育を支援しているESASO(European School for Advanced Studies in Ophthalmology)※3とパートナーシップを締結し、ESASOの教育施設への手術用機器‧製品の提供やトレーニングチームのサポートをおこなうなど眼科医療教育への支援活動に取り組んでいます。

※1.出典:Holden B. A. et al. Global Prevalence of Myopia and High Myopia and Temporal Trends from 2000 through 2050. Ophthalmology. 2016 May;123(5):1036-1042

※2.International Myopia Institute :世界的に近視対策の必要性が高まるなか、WHO-BHVI会議を経て2015年に設立された、世界の専門家による非営利団体。

※3.ESASO:世界中の眼科医の専門知識‧技術向上を目的に教育を支援している非営利団体。

HOYAビジョンケアカンパニーのウェブサイトはこちら
HOYA Surgical Opticsのウェブサイトはこちら

寄付活動

シンガポールに本社を置くHOYA Surgical Optics は、シンガポールの視覚障がい者への支援団体SAVH(Singapore Association of the Visually Handicapped)とコーポレートギビングパートナーシップを締結し、当団体への寄付等の支援活動をおこなっています。寄付金は視覚障がいのある方へのリハビリやアフターケアプログラムなどに活用されています。

コンタクトレンズ専門販売店 アイシティ ecoプロジェクト
コンタクトレンズ販売店「アイシティ」がおこなう「アイシティ ecoプロジェクト」は、リサイクルが可能な使い捨てコンタクトレンズの空ケースを対象に、全国のアイシティ店舗に専用ボックスを設置して回収するリサイクル活動です。3つの社会貢献(1.空ケースの再資源化による環境保全、2.障がい者の自立‧就労支援、3.日本アイバンク協会への寄付)へとつないでいくことを目的として、2010年より業界初のこの活動をスタートし、今年で活動期間は14年目を迎えました。

アイシティecoプロジェクト ロゴ

これまでの回収量と寄付金額

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累計空ケース回収量
(2024年4月時点)

652.39t

(空ケース6億5,200万個分)

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累計二酸化炭素削減量
(2024年4月時点)

1,807.11t-CO2

東京ドーム108.2個分の二酸化炭素の
削減に貢献

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累計寄付金額(2024年4月時点)

14,156,090円

リサイクルにより得られた対価の全額を
日本アイバンク協会へ寄付いたしました。

回収されたコンタクトレンズの空ケースの一部は、三菱鉛筆株式会社が開発・販売している『ジェットストリーム 海洋プラスチック』の一部の素材として利用されています。本商品は、日本国内で回収された海洋プラスチックごみと使い捨てコンタクトレンズケースの空ケースからリサイクルした“ポストコンシューマー*プラスチック”をボールペン軸に採用しており、文房具業界で初めてエコマーク商品類型No.164「海洋プラスチックごみを再利用した製品」の認定を取得した、環境に配慮したボールペンです。また本商品は、手に取った方が環境配慮に関心をもつきっかになってほしいという想いも込められております。

*ポストコンシューマーとは、製品として使用された後に、廃棄された材料または製品。

アイシティ ecoプロジェクトのウェブサイトはこちら

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