社会

製品安全・品質

製品安全品質管理指針

法令の順守
HOYAグループ各社は、製品に要求される国内外の基準、製品品質‧製品安全に関する諸法令や各種の規範を順守します。

製品事故情報の収集と対応
HOYAグループ各社は、製品に関わる事故‧不具合情報をお客様等から収集するとともに、必要な場合、法令に基づき監督官庁等に報告をおこない、お客様等に対して適切な情報提供をおこなうとともに、製品回収‧改修などの措置を実施します。

製品安全の確保
HOYAグループ各社は、お客様に製品をより有効かつ安全にご使⽤いただくため、必要に応じてユーザートレーニング、取扱説明書や添付文書の継続的な更新、製品本体等への注意喚起表示などを積極的におこなうとともに、製品に対するご意見をユーザーの皆様から積極的に収集し、次世代の製品に反映していきます。

安全・品質向上に向けた教育と体制構築
HOYAグループ各社は、製品安全と品質をより高めるため、社員に対し継続的な教育‧研修を実施するとともに、グループ各社において製品安全‧品質管理業務と組織体制の見直しと改善をおこなっていきます。

製品安全品質管理体制

HOYAグループでは担当執行役の監督の下、事業ごとに製品安全品質機能を持っています。ヘルスケア‧メディカル製品を取り扱うライフケアセグメントの事業においては、本社に各事業を統括する規制‧品質‧政府関連統括部を設置しています。

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ヘルスケア‧コンプライアンス委員会

HOYAグループにおけるヘルスケア製品(当社のライフケア製品群)に要求される国内外の諸法令や基準、各種規範の順守を徹底する目的で、ヘルスケア‧コンプライアンス委員会を設けました。ヘルスケア‧コンプライアンス委員会は、ヘルスケア分野に知見のある社外取締役により構成され、該当する事業部門の規制対応状況等をモニタリングしており、必要に応じヘルスケア製品にかかわる各国の法令に精通している専門家からアドバイスを受けながら、各委員が規制対応担当の執行部門に対し提言、助言をおこなっています。なお、ヘルスケア・コンプライアンス委員会が開催されるたびに、ヘルスケア・コンプライアンス委員長が取締役会に審議内容を報告しています。

品質管理マネジメントシステム

HOYAグループでは、製品の安全性と品質を企業価値の根幹と位置づけ、国際的な品質管理マネジメントシステムであるISO9001(主に情報・通信事業)およびISO13485(主にライフケア事業)の認証を、主要な生産拠点を中心に取得しています。これにより、製品の設計・製造・販売における品質保証体制を強化し、グローバル市場における信頼性の向上を図っています。

製品安全に関しては、国内外の法令や業界基準を順守し、製品事故や不具合情報の収集・分析を通じて、必要に応じた監督官庁への報告や製品回収・改修などの措置を迅速に講じています。また、ユーザーからの意見を取り入れ、次世代製品への改善に反映させる仕組みも整備されています。

社内では、製品安全・品質管理に関する継続的な教育・研修を実施し、社員の意識とスキルの向上を図るとともに、各事業部門において品質管理組織体制の見直しと改善を進めています。特にメディカル製品を扱うライフケア事業では、本社に規制・品質・政府関連統括部を設置し、製品の安全性と法令対応を統括的に管理しています。

今後も、HOYAグループは製品の安全性と品質のさらなる向上を目指し、国際基準に基づいたマネジメント体制の強化と、顧客満足度の向上に取り組んでいきます。

ISO認証取得状況

ISO9001

ISO14001

ISO45001

ISO13485

取得拠点数※1

35(1)

50(3)

48(4)

53(0)

取得率※2

100%

96%

92%

※1 ( )内は前年からの増減数です。

※2 認証取得対象としている生産拠点に対する認証取得済みの比率です。

ISO認証取得状況はこちらをご覧ください。

動物実験について

動物実験の実施については、一部のメディカル製品において開発を進めるうえで必要になる場合があります。 HOYAグループでは、各種法令、関連団体の定めるガイドラインを踏まえて各事業での規定を定めており、動物実験に関する3R原則(Replacement:動物を使用しない実験への代替法の活用、Reduction:使用動物数の削減、Refinement:動物の苦痛の軽減)の観点で社内審査をおこなっています。