環境
生産拠点における省エネ設備への更新や太陽光パネルの導入が着実に進展しています。再生可能エネルギー比率も引き続き向上し、2025年度は27%まで上昇しました。国内においてはオフサイトPPAの活用など、追加性を意識した再生可能エネルギー導入にも取り組みを広げています。 2030年度の目標に向けて、これらの取り組みをさらに深化させるとともに、バリューチェーンを含めた多角的な視点から脱炭素化の推進を図っていきます。
執行役 チーフサステナビリティ(ESG)オフィサー
中川 知子
環境理念・
方針、組織体制
HOYAグループは、次世代に健全な地球環境を引き継ぐことを目指し、ESG経営の一環として環境保全に取り組んでいます。1993年の「環境理念」制定以来、国内外の全事業所で環境活動を推進するとともに、2013年には環境・労働安全衛生マネジメントシステムのグローバルマルチサイト認証を取得し、グローバルで統一した環境管理体制を構築しています。2022年には「環境理念」および「環境基本方針」を刷新し、気候変動への対応、資源循環の推進、水資源の保全、生物多様性の保護など環境課題への取り組みを一層強化しています。
› HOYAグループ環境に関する理念及び基本方針
HOYAグループ環境・安全衛生・健康組織
HOYAグループでは、環境・安全衛生・健康に関する責任、権限および役割を定め、グループを統括する本社、事業部および事業所の各階層に責任者を設置しています。
本社は、グループ全体の方針、重点項目およびグループ基準類の策定を担うとともに、各事業部・事業所における施策の展開状況や目標達成状況を管理しています。また、グループ共通のマネジメントシステムの運用や内部監査を通じて、環境・安全衛生・健康活動の継続的な改善を推進しています。
各事業部および事業所では、全体方針に基づき環境目標や施策を策定・実行するとともに、教育・啓発活動に取り組んでいます。さらに、グループ横断での情報共有を通じて、法令やグループ基準に対する理解を深め、事故・災害および環境問題の未然防止に取り組んでいます。
また、環境関連のリスクおよび施策は、全社的リスク管理(ERM)の枠組みに組み込まれており、CSOがその状況を定期的に取締役会へ報告しています。取締役会からのフィードバックは環境戦略や施策に反映され、継続的な監督と改善につなげています。
さらに、エネルギー使用量、水使用量、廃棄物発生量を含む環境パフォーマンスの向上を目的として、事業所を対象としたパフォーマンス監査を実施しています。 監査では、マネジメントシステムの運用状況や環境活動を評価し、課題の特定、原因分析、リスク評価および是正勧告をおこなっています。
各事業所は、監査結果に基づき改善計画を策定・実施し、継続的なフォローアップと次回監査による有効性の確認を通じて改善を推進しています。
また、監査結果および環境・安全衛生・健康パフォーマンスは、執行役によるマネジメントレビューで評価され、その結果を施策や管理体制の見直しに反映することで、各事業所における環境影響の継続的な低減と環境パフォーマンスの向上につなげています。
HOYAグループ環境・安全衛生・健康組織管理体制
環境・労働安全衛生マネジメントシステムの
グローバル管理体制
HOYAグループは、ISO14001およびISO45001を基盤としたグローバルな環境・安全衛生マネジメントシステムを構築しており、 2013年2月にグローバルマルチサイト認証を取得し、2026年3月末時点で20カ国51サイトが認証を受けています。主要な生産‧ 研究開発拠点では100%認証を受けており、新設拠点についても順次、認証取得を進めています。
各生産拠点では、事業および地域特性を踏まえた環境活動を推進するとともに、エネルギー使用量、水使用量、廃棄物発生量などの環境データを管理し、環境負荷低減に取り組んでいます。
グループ全体の環境パフォーマンスを適切に把握・管理するため、環境データ管理システムを活用し、エネルギー使用量、水使用量、廃棄物発生量、温室効果ガス排出量などの環境データをグローバルで収集・管理しています。収集したデータはモニタリングや目標管理、内部監査、マネジメントレビューに活用し、環境パフォーマンスの継続的な改善につなげています。
こうした活動を支えるため、HOYAグループの従業員に対し、環境方針や環境目標を周知しています。また、環境目標を達成させるために関係者に対して、省エネルギー、水資源の有効活用、廃棄物削減、化学物質管理および環境事故の未然防止などの教育訓練を実施しています。さらに、新入社員教育や定期教育を通じて、従業員一人ひとりの環境意識向上を図っています。
また、環境教育に加え、毎年開催するESGアワードを通じて、省エネルギー、水資源の有効活用、廃棄物削減などの改善事例を共有し、優れた取り組みをグループ全体で共有・表彰しています。これにより、事業部横断での知見共有と継続的な改善活動を促進し、従業員の環境意識向上につなげています。
› ISO認証取得状況